あなたのポンプも「熱を持つ」ようになりますか?

発熱は、体の免疫システムが体内のウイルスと激しく戦っているために起こることは誰もが知っています。では、ウォーターポンプが熱くなる理由は何でしょうか?今日から知識を身につけて、あなたも小さなお医者さんになりましょう。

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図|ポンプの動作確認

病気の原因を診断する前に、モーターの温度を測定する必要があります。電子温度計をモーターバレルに差し込み、「落とす」だけで温度を測定し、マニュアルに記載されている温度範囲と照らし合わせて閾値を超えていないか確認します。過度の熱がある場合は、それが問題です。

では、発熱の原因は何でしょうか?その原因を調べる方法を私と一緒にご紹介します。

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図 | データ検出

原因の一つは、モーターのステーターとローターのエアギャップが小さすぎるため、ステーターとローターが衝突して摩擦が発生し、ローターが高速回転するため発熱につながることが考えられます。しかし、この二つの摩擦はどのようにして発生するのでしょうか?最も根本的な原因は、ローターとベアリングの同心度が低いことにあります。ローターが回転中心からずれているため、シート、エンドカバー、ローターの三つの軸がそれぞれ異なるため、最終的に摩擦と発熱が発生します。

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図 | モーターローター

もう一つの原因としては、ローターの動バランスが良好でなかったり、ベアリングの品質が不十分だったりすることが挙げられます。これらの原因により、モーターは回転後に振動し続け、止まらなくなります。もちろん、ポンプベースの設置時に固定ベースが平坦でなかったり、固定ボルトが緩んでいたりする可能性もあります。これらの原因によって大きな振動が発生し、モーターの正常な動作に影響を与え、発熱することもあります。

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図|ウォーターポンプベアリング

もう一つの原因は、ポンプ全体の保護性能が低く、防水・防塵が不十分なことです。これらの異物は隙間からモーター内部に入り込み、モーターの異常な運転状態を引き起こします。時間の経過とともに摩耗が進み、抵抗が増加し、機械の焼損につながります。このような状況に遭遇した場合は、モーターを取り外し、修理時に上下2つのベアリングの損傷を確認し、適時に交換する必要があります。また、隠れた問題のある他の部品についても、適切なメンテナンスを行う必要があります。

ウォーターポンプの焼損には他の原因も多数あるため、これについては別の機会に説明します。

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投稿日時: 2023年6月25日

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